こんにちは きたうら歯科クリニック院長の北浦です。
今回はソケットリフトの症例を紹介します。上顎臼歯部にインプラントを埋め込むためには、骨の高さ、横幅、厚みが必要になります。同部には上顎洞という空洞があり炎症などによる骨吸収が進むと骨の高さが足りなくなる場合があります。今回は既存骨の高さが5.5mm、9mmのインプラントを埋めたいので3.5mm高さが足りません。
上顎洞は1mmにも満たない薄い膜で覆われているのですが、その膜を持ち上げて、人工骨を補填しインプラントを埋入することにしました。術後のレントゲンで問題なく膜が挙がっているのを確認できました。手術の侵襲が少なく術後もほとんど腫れません、臼歯に骨がない症例もご相談ください。