こんにちは きたうら歯科クリニック院長の北浦です。
よく初診の患者様から、「歯医者が苦手で‥」とか「歯医者が嫌いで‥」とか「途中で行かなくなってしまって‥」という様な事を良く聞きます。私も歯科大を卒業後13年歯科医療に従事していますが「歯医者大好き!」という人は数える程でした。他ならぬ自分も虫歯になった事がありますが、治療されるのが好きとはとても言えません。
歯科治療は痛い、高い、時間がかかる等イメージも良くないのは確かだと思います、それ故に主訴が終了したり、痛みがなくなったりすると疎遠になりがちです。しかししっかりと予定した治療を終え、定期メンテナンスを行っていくことがいかに重要かをしっかり啓蒙していけるように努力していきます。
今日定期検診に来ている患者様とお話をしました。この方は初診時は清掃状態も不良で虫歯も多く、噛み合わせも、義歯の適合も良くない状態でした、治療計画を説明し、抜歯、根管治療、仮歯による噛み合わせの構築、歯周外科、衛生士による歯周治療、衛生指導等‥半年以上かかって一連の治療が終了しました。治療を行っていくにあたりしつこいくらい歯周病の怖さ、歯ブラシの重要性を指導しました、すると本人のモチベーションもみるみる上昇し術後1年以上経過しますが今では磨きすぎるくらい磨いてくれています。
歯肉が若干リセッションしてます。
患者様は今では何でも噛めて快適だそうです。衛生士もびっくりするくらい歯ブラシが上手になりました、時間がかかった治療でしたが治療内容もさることながら、患者様がしっかり協力してくれて一緒にゴールを目指す事が大切です。